花粉症 その4 | 舌下免疫療法を受ける 実際に行った舌下免疫療法の過程 

この記事をシェア

また花粉症の季節がやってきます。
絶対に治らないことは知っていますが、花粉症シーズンが近づくと、もしかしたら治っているのではないかと毎年期待してしまいます。
でも、毎年花粉にやられて心が折れます。期待した自分が甘かったと後悔しながら目薬を差して薬を飲むと、つらい時間の始まりです。

しかし、今年は昨年とは違って確実な期待感があります。
なぜなら令和元年11月 25日(月)から耳鼻咽喉科で舌下免疫療法を始めたからです。
3ヵ月後にやって来る花粉症シーズンが楽しみです。3ヶ月でどれくらいの効果があるのか確かめることができます。
舌下免疫療法は、花粉症のシーズンが終わった6月頃から始めることができます。そして12月初旬の開始が最終になります。
6月スタートは次の花粉症のシーズンまで最長で約9ヶ月間の舌下免疫療法ができます。
わたしは11月末からのスタートですから、次の花粉症のシーズンまで最短の約3ヶ月間の舌下免疫療法になります。
この最短期間の舌下免疫療法で、どれだけ効果があるのかがわかります。
花粉症シーズンのやってくる3ヶ月後までを、わくわくしながら舌下免疫療法を受けたいと思います。

わたしの舌下免疫療法の経過

令和元年11月 25日(月)

近くの耳鼻咽喉科で舌下免疫療法を行っていましたから、予約を入れて診察に行きました。
この耳鼻咽喉科は以前にも花粉症の時期に診察をしてもらい薬を出してもらっていました。
その折に、舌下免疫療法の説明と、舌下免疫療法が詳しく書かれた冊子を頂いてました。
舌下免疫療法は、花粉症のシーズンが終わった6月頃~12月初旬に開始します。
11月 25日は、ぎりぎりの時期なのは分かっていました。
しかし、ほぼ最短の約3ヶ月間の舌下免疫療法でどれだけ効果があるのかが知りたかったのでこの日にしました。

先生「どんな症状ですか?」
わたし「花粉症の免疫療法を受けたいのですが・・・。」
先生「うぅぅ、、、ぎりぎりだけどやってみますか、検査の結果はありますか?」
わたし「アレルギー検査はしていませんが、間に合いますか?」
先生「そうですね・・・、スギとヒノキに絞ってアレルギー検査をして4日後に結果がでます。金曜日に来院してもらえればギリギリですね。」
わたし「わかりました。4日後の金曜日に来ますからお願いします。」
先生「それでは、採血しましょう。次回金曜日は30分以上時間がかかります。」
わたし「わかりました。」
この日は、問診と採血をして終わりました。

本日の料金
病院 = 初診料288点 検査394点 処置12点 → 2080円

舌下免疫療法は数年間(推奨期間は3年以上)継続して行うことで最大の効果が得られます。
今日から舌下免疫療法による根本的な体質改善が始まりました。3年以上続きます。
長く感じられますが、花粉症を発症してからの42年に比べたら3年はアッという間です。
3年で42年苦しんだ花粉症から開放されることを考えれば短いものです。

令和元年11月 29日(金)

9:05に病院に到着しました今回は予約は必要なかったので受付に診察券を提出するとそのまま診察室へ案内されます。
前回のアレルギー検査の結果の報告を受けます。スギとヒノキに陽性反応が出ました。

舌下免疫療法の概要を先生が話してくれます。
その後、看護師の方が冊子を使用して詳しく説明してくれます。
説明用の冊子は2冊あります。
「よくわかるスギ花粉症の舌下免疫療法」
・はじめに
・スギ花粉症とは
・スギ花粉症の診断
・スギ花粉症の治療
・アレルゲン免疫療法とは
・スギ花粉症の舌下免疫療法
・期待できる効果
・副作用
・舌下免疫療法をご希望の方へ
・症状をチェックしてみよう

「シダキュアを服用される患者さんへ」
・はじめに
・シダキュアとは?
・服用方法
・服用上の注意
・取扱方法
・医師に相談すべきこと
・服用後、特に気をつけてほしいこと
・スギ花粉飛散期の過ごし方

 

看護師さんからの説明は、冊子「シダキュアを服用される患者さんへ」を使います。
題名にあるシダキュアとは、スギ花粉を原料とするエキスから作られた舌下免疫療法に使用する薬の名前です。
これがシダキュアです。鳥居薬品株式会社が製造しています。
この薬は服用開始前に、スギ花粉症の確定診断が必要になるためアレルギー検査をします。

服用のスケジュール
初回の服用は、スギ花粉の飛散していない時期に、医師の監督のもと行います。
最初の1週間はシダキュア2000JAU錠を1日1回1錠を服用して医師の診断を受けます。
2週目以降はシダキュア5000JAU錠を1日1回1錠を長期間にわたり継続して服用します。
また、1ヶ月を目安に定期的に医師の診断も受けます。

服用手順
ミシン目にそって1錠を切り離します。
〝はがす〟部分からシートをはがします。薬は軟らかく割れることがあるのでシートをしっかりはがします。
指の腹を使って薬を取り出します。吸湿性が良いので乾いた指で取り出します。
舌の下に薬を置いて1分間保持をした後、飲み込みます。薬は唾液ですぐに溶けますが飲み込まないようにします。飲み込んだ後の5分間はうがいや飲食はできません。

服用上の注意
服用前と服用後の2時間は副作用が現れるおそれがありますから、激しい運動、飲酒、入浴ができません。
服用後30分、服用開始初期、スギ花粉の飛散時期は副作用が現れるおそれがありますから注意します。

副作用
主に、口の中の浮腫・かゆみ・不快感、喉の刺激感・不快感、耳のかゆみなど。
重大なものは、ショック・アナフィラキシーです。症状によっては直ちに医療機関を受診したり、救急車を要請する必要もあります。
アナフィラキシー
医薬品の投与後30分以内に蕁麻疹などの皮膚使症状、腹痛やお嘔吐などの消火器症状、息苦しさなどの呼吸器症状、突然のショック症状が起こる、医薬品などに対する急性の過敏反応です。

保管方法
シートをはがさず、室温で保管します。

一通りの説明を受けた後に、確認チェックシートにチェックと署名をします。
また、「私は舌下免疫治療法を行っています。」カードが発行されます。

説明終了後は診察の会計を済ませ薬の処方箋を持って薬局で〝シダキュア〟を購入します。
購入した〝シダキュア〟を持って病院に戻り、医師の監督のもとに〝シダキュア〟の初回の服用をします。
服用後30分の間に副作用などが無いか様子を見ます。30分後に医師の診察を受け異常が無いことが確認されれば、明日からは自分で服用を始めます。

次は7日後に病院にいきます。

本日の料金
病院 = 再診料126点 投薬68点 → 580円
薬局 = 調剤技術料103点 薬学管理料53点 薬材料42点 → 590円


花粉症 その5 | 舌下免疫療法を受ける 実際に行った舌下免疫療法の過程2 

花粉症 その3 | 花粉症は日本だけの病気 原因は何か 治療方法は

花粉症 その1 | 発症した42年前は誰も花粉症を知らなかった いつの間にか国民病になった花粉症 

この記事をシェア

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください