花粉症 その2 | 国民病になった花粉症 いつか治ると思いながら42年が経ちました 自然に治ることは無いようです 

この記事をシェア

花粉症が少し認知され始めた頃に就職をしました。
就職先は電子部品の製造工場でクリンルームでの作業でした。
クリン度クラス1000のクリンルームで花粉症には良い環境のはずでしたが、症状はあまり改善されません。

朝起きるとくしゃみの連発と鼻水の自然落下が始まります。
春うららな天気の良い日に母が布団を干して、何も知らずに寝ると布団についた花粉をしっかりと吸い込んで翌朝更に、くしゃみの連発と鼻水の自然落下が酷くなります。
また、不思議な事に空腹になると症状が酷くなります。
こんなつらい日々は5月の大型連休頃まで続きます。

身近に花粉症で苦しむ人に出会うことはありませんでした。
花粉症の苦しみを理解してもらえる人が本当にいなかったのです。
当時はまだまだ花粉症を発祥した人の数は少なかったのです。
身近で妹が花粉症になっていました。
職場の先輩が風邪をひいたと言っていたが、どうも花粉症になったらしく、苦しんでいました。
私は、先輩に花粉症の症状を詳しく説明しました。
毎年この時期になると苦しむことと、直ることも無いことを。
仲間が出来た事に少し嬉しさを感じながら少しだけ自慢げに話をしました。

今ほど、花粉症の薬も花粉症グッヅも充実していなかったが、市販の鼻炎薬アスゲンにアレルギー性鼻炎の症状を抑える効果があったので飲んでいました。
ただ、服用すると酷い眠気と倦怠感に襲われるので、本当に耐えられない時だけ飲むようにしていました。
鼻炎薬を服用し、外出を避け、家の中で寝て過ごす事が最善の対策でした。

やっと花粉症も認知され始め、花粉症になった人も周りに増えてきます。
テレビでも頻繁に花粉症を取り上げるようになり、花粉症の薬も内服薬、点眼薬、点鼻薬と各製薬会社から次々に発売され、CMも流れるようになっていきます。
徐々に花粉症が理解され始めてきたのです。
私が花粉症になってから既に、10年もの歳月が流れていました。
市販の花粉症の薬が充実したこともあり、手軽に手に入れ症状を改善することができるようになりました。

私は花粉症を発症した小学生の頃に眼科で診察を受け見当ハズレな診断をされた事があり、それ以来花粉症の診察で病院へ行くことはありませんでした。
しかし、これだけ花粉症が認知されたのだから、医者も理解しただろうと病院へ行ってみることにしました。
医師にこの時期になると鼻水が出て、目がかゆくなり、くしゃみが出ることを言うと、花粉症の薬を出しておきますと、すんなりと理解してくれました。
病院から出された薬はジルテックでした。
服用してみると市販薬より症状が改善され持続性も長く眠気も少ない。
これはいい。やっとここまで来たか・・・・。長かったな・・。

次々に新薬ができます。
次に処方してもらったアレグラは更に眠気もなく、とてもよく効く薬でした。
しばらく後にはドラッグストアでも購入できるようになります。

すでに花粉症は日本の国民病となっていました。
花粉症の時期になるとホームセンターやドラッグストアには花粉症コーナーが特設され、テレビでは花粉症グッズや薬のCMが頻繁に流れます。
テレビ番組も特集を組んで花粉症に効果がある食品や民間療法を紹介し、翌日のスーパーにはテレビで放送された食品が店頭にたくさん並んだりもします。

平成28年の衆議院 第190回国会で民進党 木村賢太郎議員が花粉症について以下の質問がありました。

花粉症は今や社会的現象とも捉えられ、全国の耳鼻咽喉科医とその家族を対象とした2008年の鼻アレルギー全国疫学調査によれば、花粉症を有する者が29.8パーセントとなっており、実に国民の約1/3が花粉症患者ということになる。
花粉症の経済的損失について、第一生命経済研究所は、外出を控えるために個人消費が約7500億円減少すると試算している。
また、2000年8月に当時の科学技術庁が発表した調査によれば、医療費や労働効率の低下による経済的損失は約2860億円となる。
現在、2000年当時よりも患者が増えていることを鑑みれば、3000億円を超えていることは想像に難くない。
くわえて、我が国の花粉飛散量の多くを占めるのはスギ花粉であり、花粉の飛散が2月から4月に多いことは、多くの企業にとっては年度末の繁忙期であり、将来ある学生たちにとっては受験期である。
その影響を数値化するのは困難であるが、大きいことは確かであると考える。

これらを踏まえ以下質問する。

一 政府は、花粉症患者が増えていることが社会に与える影響について、どのように捉えているのか。
二 花粉症患者の数は年々増えており、くわえて花粉症発症時期の若年化が進んでいる。
花粉症の自然な治癒は難しいと考えられており、若年で発症した場合には長く症状を抱えることになる。
花粉症に対する正しい理解を進めるとともに、有効な治療法の研究開発が重要であると考えるが、政府の見解を伺う。
三 今後、どのような花粉症対策を行っていくのか。
スギをより花粉の少ない種類の木に植え替える等の対策をとっていくことも重要であると考えるが、政府の見解を伺う。

この質問に対する回答が 安倍晋三内閣総理大臣から以下のようにあります。

一について
一般社団法人日本アレルギー学会の推計によれば平成10年に19.6パーセントであった花粉症の有病率が
平成20年には29.8パーセントに上昇しており、また、一般に花粉症は花粉症患者の生活の質を損なう場合が多いこと等から、
政府としては、花粉症は国民生活に多大な影響を及ぼしているものと認識している。
二及び三について
政府としては、花粉症に対する正しい理解の促進や有効な治療法の研究開発は重要と認識している。
具体的には、厚生労働省において、アレルギー相談センター事業により花粉症を含めたアレルギー疾患に対する正しい知識の普及及び啓発を行うとともに、
花粉症の有効な治療法として舌下免疫療法の研究を推進しているところである。
また、林野庁において、無花粉スギ等花粉症対策品種の開発及び普及、花粉の少ない森林への転換の促進、
スギ花粉の飛散防止技術の開発等の施策を講じているところである。政府としては、引き続き、こうした施策を推進してまいりたい。

凄い事になっています。平成20年で国民の1/3(30%)が花粉症です。
10年前の平成10年は国民の1/5(20%)でしたから10年間で10%の国民が新たに花粉症を発症しています。
更に10年以上が過ぎていますから国民の40~50%が花粉症になっているかもしれません。
国民の1/2半分が花粉症になっています。

国が有効な治療法として舌下免疫療法の研究を推進しています。
国会答弁から2年経ち、研究も進み良い治療方法や薬ができたようです。
そろそろ舌下免疫療法を受けてみようかと思います。

花粉症 その3

花粉症 その3 | 花粉症は日本だけの病気 原因は何か 治療方法は

花粉症 その1 | 発症した42年前は誰も花粉症を知らなかった いつの間にか国民病になった花粉症 

この記事をシェア

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください