先日、ネットニュースで見つけた記事でずーっとモヤモヤしていたものがすっきりと晴れました。
NHK NEWS WEB 滋賀 NEWS WEB (07月27日 17時30分)
県内初確認の茶の病害虫に注意を
茶の新芽や葉の樹液を吸ったり、生育を妨げる病気を引き起こしたりする病害虫が県内の茶園で初めて確認され、県では注意を呼びかけています。
県内で初めて見つかったのは「ヒサカキワタフキコナジラミ」で、6月10日に甲賀市にある県の農業技術振興センター茶業指導所の茶園で複数の幼虫が発生しているのが確認されました。
この虫は、幼虫はうす緑の小判形、成虫は体長が1ミリほどの白い色で、ヒサカキという植物の新芽や葉の汁を吸い、特に幼虫は葉などを黒く変色させ生育を妨げる「すす病」を引き起こします。
これまではヒサカキにしか寄生しないとみられていましたが、5年前に埼玉県の茶園で初めて確認されて以降、京都府や長野県の茶園でも見つかり、茶園で確認されたのは今回の滋賀県で7府県目になります。
県によりますと、現時点では具体的な被害は確認されていませんが、茶は県の特産品のひとつでもあることから、県は県内で初確認の病害虫が出たことを示す「特殊報」を出して、栽培農家に対して発生状況に十分注意するよう呼びかけています。
何年前だったか忘れましたが、庭のミカンの木に白くて小さな虫が発生しているのが気になっていました。
枝をゆすると一斉に飛び立ちます。
白くて小さいので虫っぽさが少なくて、数多くが飛び立つとキレイにさえ感じます。
とても小さな虫ですが、今年は大量に発生して「この虫は何だ?」と思っていました。
OLYMPUS TG3 のフォーカスブラケットモードで撮影してCZMで深度合成しました。
ネットニュースで、この虫の名前がわかりました。(この時点ではそう思っていました。)
「ヒサカキワタフキコナジラミ」です。
さらに調べると、わたしの住む愛知県でも平成29年10月に茶畑で「ヒサカキワタフキコナジラミ」の発生が確認されていました。
ヒサカキワタフキコナジラミ
コナジラミ類の昆虫で、成虫は体が白く体長約1ミリ、茶葉などに集まり、汁を吸います。
また幼虫は、小判型でうすい黄色。葉の裏に生息して、汁を吸うとともに、白い綿状の分泌物を出し、葉の裏全体を覆うようになります。
ヒサカキワタフキコナジラミは名前にあるようにヒサカキという木の葉から汁を吸います。
今回は茶畑で葉から汁を吸っていることがわかり害虫としてニュースになったようです。
我家の庭にいる「ヒサカキワタフキコナジラミ」はヒサカキでも茶でもなくミカンの木に集っています?
この虫には食草となる植物の名前が付いています?
と言う事は…ミカンを食草にしているこの虫は「ヒサカキワタフキコナジラミ」ではないように思えて調べてみました。
ミカンを食草とするこの虫は「ミカンコナジラミ」でした。
そのまんまでした・・・。
でも、この法則を使えばコナジラミの名前がだいたい判りそうです。
例えば、バナナにいたらバナナコナジラミ、パパイヤだったらパパイヤコナジラミでしょうか。
ミカンコナジラミ
成虫は体長約1.2mmで白色の翅を持っています。
幼虫は淡黄色で半透明、楕円形で扁平です。
成虫と幼虫が葉裏に寄生し汁を吸います。
幼虫の排泄物が葉や果実に付着し、すす病が発生します。
ミカンコナジラミには有力な天敵が存在しません。
駆除には農薬を使用します。
アドマイヤー、アルバリン、スタークル、スプラサイド等の農薬が効果があります。
6月下旬に農薬を使用した駆除が最も効果が見られます。
有力な天敵はいないようですが、アリグモがミカンコナジラミを捕食している動画をアップしました。
葉の裏側には無数の卵と幼虫がいます。
拡大しないと斑点にしか見えません。
ミカンの葉が黒くなってしまう原因も「ミカンコナジラミ」とわかりました。
しばらく様子を見ながら、農薬を散布したいと思います。
農薬散布の記事と動画です。
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