グローバリズムとウイルス

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グローバリズムによって人・物・金が世界を回っています。
そして、この仕組みに乗って感染症が世界中に蔓延してしまいました。
目では見えない小さなウイルスが人を弱らせて命を奪い、経済を破綻させ、今までの仕組みが崩れていきます。
グローバリズムが招いた結果です。

日本の新型コロナウイルスの経過

1月16日 新型コロナウイルス、国内で初の感染確認
2月1日 新型コロナウイルスによる肺炎が「指定感染症」
2月13日 国内初の死者
2月27日 日本国内の小中高・特別支援学校に休校要請
4月7日 新型インフルエンザ対策特別措置法に基づく緊急事態宣言を発令
5月14日 緊急事態宣言 39県 解除
5月25日 緊急事態宣言 全国 解除
6月24日 感染者数が上昇
7月23日 感染者数はピークとなった4月10日の708人を超えて966人(厚生労働省HPより)

テレビや新聞で取り上げられる感染者数(陽性者)は全国で緊急事態宣言が解除された5月25日から増え続けているのは事実です。

しかし死者数は緊急事態宣言が解除された5月25日の前と後では、2月22日~5月25日の死者数 = 829人 5月25日~7月27日の死者数 = 186人と少なくなっています。
死者数は殆んどテレビや新聞で取り上げられなくなりました。
死者数の推移のグラフです。

感染者(陽性者)が増えているのに死亡者は減っている何故このようになっているのか?

厚生労働省HPの感染者(陽性者)とPCR検査実施人数のグラフはある程度の相関があるように見えます。

では何故、死者は減っているのでしょう。

医療体制が整い効果的な治療によって死者が減っている?
感染者(陽性者)の年齢による死者の減少?
ウイルスの変異による致命率(致死率)の低下?
死者が少ない原因がハッキリとわからないためか報道されることはありません。

感染者(陽性者)のグラフと死者数のグラフを重ね合わせて比較したグラフです。

日本の死者数は少ないと報道されていますが本当でしょうか?
7月28日のデーターで致命率(致死率)を計算してみます。

致命率(致死率)=死亡者数÷罹患数(病気にかかった人数)


日本

感染確認者数 29989人←罹患者数とします。
死亡者数 996人
996人÷29989人=0.03321

致命率(致死率)=3.32%


世界

感染確認者数 1640万人←罹患者数とします。
死亡者数 65.2万人
65.2万人÷1640万人=0.03975

致命率(致死率)=3.97%

世界との致命率(致死率)の差-0.65%をどう判断しますか?


よく聞く病気の致命率(致死率)です。

インフルエンザ=0.1%以下 (スペイン風邪=2.5%・香港風邪=1%)
SARS=11%
MARS=35%
ペスト=60%
エボラ出血熱=90%
狂犬病=100%

新型コロナウイルスはインフルエンザよりも致命率(致死率)が高く危険なウイルスであると言えます。



2020年がこんなことになると誰が想像したことでしょうか。
先の事はわかりません。
想像する事も出来なかったことが起こっています。
自分ではどうすることも出来ない事が起こっています。
それでも、自分で出来る事があります。
それは、自分で考えて自分で判断をすることです。

今回の新型コロナウイルスで改めて思ったのは、日本人は変わっていないと言う事です。
マスクや消毒液、ティッシュやトイレットペーパーの買い占めが起こり店頭から商品が無くなりました。
テレビは店の商品棚から商品が消えた映像を流し続けます。
マスメディアが不安を煽り、その報道を見て不安になった人々が自らの判断の無いままに動く。
1970年代のオイルショックの時にトイレットペーパーが店頭から無くなった50年前と同じ事が今回も起こっています。
50年前は、オールドメディアの情報しか無く情報選択も情報判断をすることも出来ませんでしたから起ったことです。

しかし、ネットが普及して情報が多様化した50年後、その情報を利用する人々の判断する能力が情報量に対応できていないために同じことが起こったのです。
環境が整ったのに、環境を利用しきれていない。
言い換えれば、新車に沢山の機能があっても移動の手段としてしか使っていない。
沢山の機能も使わなかったら無いのと同じです。
だったら走るだけの機能があればいいのです。
自動車メーカーが新しい機能を搭載しても、乗る人がその機能を必要として使うことがなければその機能は無いのと同じです。
全ては使う側の問題なのです。

 

情報も正誤の判断する力がなければ、多くの情報があっても無いのと同じです。
わたし達に必要なのは情報を含めた全ての物事の正誤を判断する力です。
その力を付けるには、矛盾するようですが多くの情報が必要なのです。
経験でしか育てる事ができない力なのです。
全ての事は考えてみることが始まりです。

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