ニジイロクワガタ

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ニジイロクワガタ (Phalacrognathus muelleri) は、昆虫綱甲虫目クワガタムシ科に属するクワガタムシです。
七色に輝く世界一美しいクワガタとして知られています。

オセアニアに生息し、ニューギニア南部及びオーストラリア北部のクイーンズランド州が有名な生息地です。

オスの体長は67mm程に達します。
オスの形態上の特徴は、頭部は小さく幅が狭く大顎の基部は互いに強く接近し上向きに半円を描いて湾曲し先端で二股に分かれています。

前翅、脚、腹側までがタマムシのような緑色を地色とする金属光沢をしています。
見る角度に応じて色調がわずかずつ変化する構造色です。
このような体色を持つ理由は明らかになってはいなません。


昼行性であるため日光を反射させ体温の上昇を抑える。
体色そのものが林の中では迷彩色となって外敵の目から逃れたりする。
などと考えられています。

夏に成虫が発生し白腐れの朽木に産卵します。
成虫の寿命は比較的長く、蛹室脱出、活動開始後1年以上あります。
飼育下では温度・栄養管理によっては丸2年以上生きることもあります。

1999年4月6日、ニジイロクワガタが他の外国産クワガタムシに先駆けて日本に輸入されました。
輸入当初はその美麗な外観から高価でしたが、飼育や繁殖が比較的簡単であることから現在は安くなりました。

 

採集データ
採集日・ 2007年 8月
採集地・愛知県 一宮市 「サタックワ(養殖個体)」購入
撮影データ
カメラ・OLYNPUS TG-3
撮影モード・フォーカスBKT(撮影枚数30コマ・標準)、LED発光、露出補正0.0、WBオート、ISOオート、3200×2400(4:3)
画像編集ソフト・CombineZM、PaintShop Pro X8

 

この記事で使用している画像の作成過程を動画にしました。

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