ミカルドキンイロクワガタ
ミカルドキンイロクワガタはキンイロクワガタ属 (Lamprima)昆虫綱甲虫目クワガタムシ科に属する分類群の一種です。
この属はキンイロクワガタ亜科に属し、他にニジイロクワガタ属などがあります。
キンイロクワガタ属
体長は数cmと小型です。
オーストラリアやニューギニア島などのオセアニアに分布しています。
種類・雌雄を問わず、体に金属光沢を帯びています。
体色は種類によって金色以外に赤、緑、青、紫などがあります。
個体によって多くの体色変化があるクワガタムシです。
これほどの体色変化は昆虫全般から見ても非常に珍しいです。
大型のオスの体色は、多くが緑色を基調に金色を交えたような色調です。
金色一色のものや赤色がまじったものも見られます。
青・紫などは比較的少ないです。
メスは赤色のものが多く見られます。
小型のものに緑・金よりも赤が発色しやすい傾向があります。
雄の前脚脛節は扇状になっていて、これで植物(草本)の茎に傷をつけ出た汁を吸います。
成長のサイクルは短く、寿命は半年以下程度です。
孵化から数か月で羽化することもあります。
キンイロクワガタ属は、・パプアキンイロクワガタ・アウラタキンイロクワガタ ・ラトレイユキンイロクワガタ ・ミカルドキンイロクワガタ・インスラリスキンイロクワガタ ・アエネアキンイロクワガタ ・バリアンスキンイロクワガタ の8種類が知られています。
ミカルドキンイロクワガタ はその中の1種類になります。
ミカルドキンイロクワガタ
学名: Lamprima micardi
分布 オーストラリア南西部
オス 19.3mm~26.1mm メス 17.5mm~19.3mm
やや小型のキンイロクワガタで、他のキンイロクワガタに見られるようなオスの前脚の扇状突起は発達していません。
扇状突起に相当するものは細く短く爪のように見えます。
色彩は銅色を基調とし、赤紫や緑色がかるものと変異に富んでいます。
他のキンイロクワガタと比べるとやや地味です。
採集データ
採集日・ 2007年8月
採集地・愛知県 一宮市 (ショップ購入)
撮影データ
カメラ・OLYNPUS TG-3
撮影モード・フォーカスBKT(撮影枚数30コマ・標準)、LED発光、露出補正0.0、WBオート、ISOオート、3200×2400(4:3)
画像編集ソフト・CombineZM、PaintShop Pro X8
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