ツマグロヒョウモン

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ツマグロヒョウモン
褄黒豹紋、学名:Argyreus hyperbius
チョウ目(鱗翅目)タテハチョウ科ドクチョウ亜科ヒョウモンチョウ族

前翅長は38~45mm。
翅の模様は雌雄でかなり異なります。
雌は前翅の先端部表面が黒(黒紫)色地で白い帯が横断し、ほぼ全面に黒色の斑点があります。
翅の裏は薄い黄褐色の地にやや濃い黄褐色の斑点があり、表の白帯に対応した部分も白帯となっています。
前翅の根元側の地色はピンクになっています。

平地の草原や庭・空き地や道端など身近なところで見られます。
4月頃から11月頃まで見られます。
他のヒョウモンチョウ類は年1回しか発生しませんが、ツマグロヒョウモンは年4、5回発生します。
越冬は幼虫や蛹の状態でします。

幼虫は体長30mm程度に成長します。
黒色の体の背に一本の赤い筋が縦に通り、棘状の突起が各節に6本ずつあります。
突起は体の前半部では黒く、後半部のものは根元が赤く先が黒くなっています。
派手でとげとげしい毛虫ですが、刺すこともなければ毒もありません。

食草は、各種スミレ類で野生のスミレ類や園芸種のパンジーやビオラなども食べます。
地表を餌を求めて移動します。

蛹は背面に金色の金属光沢の棘状突起が並んでいます。

採集データ
採集日・ 2005年7月
採集地・鹿児島県 頴娃町

撮影データ
カメラ・OLYNPUS TG-3
撮影モード・フォーカスBKT(撮影枚数30コマ・標準)、LED発光、露出補正0.0、WBオート、ISOオート、3200×2400(4:3)
画像編集ソフト・CombineZM、PaintShop Pro X8

 
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