温暖化対策 二酸化炭素削減と省エネ 1970年代 わたしが小学生の頃は氷河期が来るって信じていました

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以前に勤めていた会社で、二酸化炭素(CO2)削減のための省エネ活動の事務局の一員として社内のエネルギー管理をしていました。
電気とガスの使用量の削減の為に、現状の使用量をわかりやすくまとめたり、省エネ対策を立案して設備投資をしたり、そんな仕事に携わっていました。
1997年に気候変動に関する国際連合枠組条約の京都議定書が採択され、2008年から2012年までの期間に日本は温室効果ガス6種の合計排出量を6%削減することになり、各企業も目標達成のために取り組むこととなったのです。国を挙げてのそんな活動に、わたしも巻き込まれたのです。
しかし2009年に退職しましたから2012年までの削減目標6%が達成されたのか結果はわかりません。
リーマンショックの煽りを受けて事業が縮小していれば、何もしなくても削減目標を達成しているかもしれません。
結果的に日本全体では削減することはできずに1%程度増加ています。
世界では、アメリカ・カナダは京都議定書から離脱し、中国の経済発展により温室効果ガスの排出量は減るどころか増加の一途です。

各国の足並みが揃わないままに、日本は1997年京都議定書が採択されてから年平均4兆円、合計80兆円もの税金を温暖化対策として温室効果ガスの削減、二酸化炭素排出量の削減に使ってきました。
結果、1997年 1,250百万トン排出されていた二酸化炭素は2017年 1,190百万トンと約5%減少しています。
しかし、経済活動の変化に伴って二酸化炭素の排出量も変化します。

リーマンショックの起きた翌年の2009年には 1,165百万トンにまで二酸化炭素の排出量は減りました。
1997年以降で最も少ない二酸化炭素の排出量です。
その後景の気回復に伴い経済活動が活発になると、2013年に 1,317百万トンと過去最高の二酸化炭素の排出量を記録します。
2012年から太陽光発電導入への補助金対策により、企業や家庭での太陽光発電の設置が増えたことで二酸化炭素の排出量は少しづつ減り現在に至ります。

年間4兆円、20年間で80兆円の税金を二酸化炭素の削減に使った結果として二酸化炭素の排出量5%削減という数字は、一番の目的である温暖化対策に効果があったのでしょうか?
世界の二酸化炭素の排出量の約3.5%が日本の排出量です。


あえて言いますが、たった3.5%の排出国の日本が、たった5%の削減をしても世界全体の使用量に換算すれば、たったの0.2%の削減にしかならないのです。
地球規模での温暖化に、日本が80兆円もの日本国民の税金を使って削減した、たった0.2%の二酸化炭素の排出量の削減が地球温暖化に、どれほどの影響を与えることが出来たのでしょうか?
温暖化が原因とされる大型台風や豪雨による水害が発生し、日本各地で大きな被害が出続けているのは何故なのでしょうか?
日本はこれからも年間4兆円もの税金を温暖化対策に使い続けるのでしょうか?
日本政府は「2070年ごろまでに二酸化炭素排出量を実質ゼロにする」という目標を掲げています。
あえて言いますが、日本の二酸化炭素排出量がゼロになっても世界の二酸化炭素の排出量の約3.5%が削減されるだけです。
世界規模での温暖化対策にどれほどの効果があるのか?
先ず日本政府は、日本国民の生命、財産を守るために温暖化によって起こる災害対策をするべきではないかと強く思います。
後の祭りですが、温暖化対策で使用した80兆円の予算で20年前から災害対策を行っていれば、近年の温暖化による水害は防ぐことが出来ていたのかもしれません。
多くの命を守ることが出来たのかもしれません(たら、れば、かもしれない、ばかりですが・・・)。

2000年になった頃から地球温暖化問題がテレビなどで頻繁に報じられるようになります。
2007年に公開された映画「アース」では痩せた白クマが氷が溶けた海を泳いでいる映像がありました。
海を泳ぐ白クマが上がることのできる氷の無い映像です。
わたしは劇場で実際に観ましたが衝撃的でこれから温暖化が進むことに不安を感じたことを覚えています。
NHKのプラネットアースという番組でも映画アースの映像を使用していたようですから多くの人が観ていると思います。

本当に地球は温暖化しているのでしょうか?
そして温暖化は続くのでしょうか?

わたしが小学生の頃の1970年代は、地球はどんどん冷たくなって氷河期に入ると言われていました。
太陽の活動が低下することで地球が寒冷化すると言うものでした。
実際に1972 – 73年にかけて、アジアや北米の一部での異常に寒い冬が続きました。
また今の地球は氷河期の初期の状態にあると言われていました。
地球の標準的な状態は地球上に氷が無い状態で、今のように地球上の何処かに氷がある状態は氷河期だと。

それがいつの間にか地球は温暖化しているに変わったのです。
温暖化は温室効果ガスによるもので人間が原因だと言いはじめました。
人間が地球の温度を変えることが出来ると言っているのです。そんなことが可能でしょうか・・・。
人間の力で地球の温度が変えられるのであればそれは凄い事ではないでしょうか。本当なら。


地球誕生の歴史を知れば二酸化炭素(CO2)のことがわかります。

ビックバンによって誕生したばかりの地球は大気中の95パーセントが二酸化炭素でした。
二酸化炭素が大量にあったことで生物(植物)が誕生します。
生物(植物)は二酸化炭素を分解して炭素と酸素を作ります。
炭素は使用して不要な酸素は放出します。
生物(植物)は炭素を使って大きくなったり数を増やします。
それによって大気中に95%あった二酸化炭素は使用され減っていきます。
変わりに放出された酸素が増えていきます。
酸素が増えたことで酸素を使用する生物(動物)も誕生します。
現在では酸素21%・二酸化炭素0.04%と生物の活動によって大気中の比率が変わってしまいました。
窒素は地球誕生の時5%でしたが使用されることが無かったので、現在も量的に変化は無く二酸化炭素が減り酸素が増えたことで比率的に79%なりました。
このまま生物が二酸化炭素を使用すると3000万年後には二酸化炭素の濃度が生物が活動できる濃度より低くなり生物が絶滅をしてしまいます。
二酸化炭素が減り続け植物が死滅して動物も絶滅する。生物誕生から37億年で生物の歴史が終わるのです。

中部大学総合工学研究所特任教授 武田邦彦先生が公演や書籍で地球温暖化問題についてこのように発言されています。


地球誕生から現在までを理解すれば生物が生き続けるために二酸化炭素を削減してはいけないことがわかります。
また、大気の二酸化炭素が増えることで温暖化するのであれば、もともと大気の95%もあった二酸化炭素が0.04%にまで減ったことで地球はどれだけ寒冷化したのでしょう。
地球に氷の無い標準的な温度は30~35℃、寒い時は20~25℃と言われています。
今は氷河時代の始まりで地球に氷が存在しています。これからもっと寒くなって行くのであれば、むしろ二酸化炭素を増やし温暖化することは良いことではないのでしょうか。
22億年前と7億年前の2回、地球は全球凍結状態になりました。地球全体が3~5mの氷で覆われた状態になるのです。
今の地球はこの全球凍結が始まっているのかもしれません。
寒冷化によって生物が死滅することはありますが、温暖化によっては生物が繁栄することがあっても死滅することは少ないのではないでしょうか。
95%の二酸化炭素がほぼ0%(0.04%)に減ったことで、地球の温度は何度変化したのでしょうか。
0.04%の二酸化炭素が増えることで、地球の温暖化が進むのでしょうか。

23年前にNASAが出した温暖化予測データと23年間の温度データに大きな差があり、二酸化炭素の量が気温変化に与える影響が少ないことが実証されています。
2009年にクライメートゲート事件と呼ばれる温暖化データの捏造も起こっています。
1988年に出した温暖化予想データが違っていたことが時間の経過とともに明らかになったにもかかわらずデータの捏造により温暖化しているように見せかけたものです。

現在は二酸化炭素による温暖化の影響は少なく、都市化された地域の温度の上昇と、太陽の周期的変化による温度の上昇が温暖化に大きな影響を与えているとも言われています。

地球温暖化については、いろいろなデータや意見があります。
すべての事象には、必ず本質となる原因があります。原因は一つではないかもしれません。

この記事が、温暖化を含めた地球規模での我々の行動を考えてみるきっかけになればと思います。

オイルショックと省エネ 1970年代あと40年で石油が無くなる。40年経った2010年あと40年で石油が無くなる。????

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