ウイルスとマスク 新型コロナウイルスやインフルエンザ予防のマスクはVFEを確認

わたしが小・中学生だった40年以上前には、日常的にマスクをする人はいませんでした。
マスクと言えば給食当番と風邪をひいている人しかしていませんでした。(当時流行った口裂け女もマスクしていたかな?)
高校生になると風邪でも給食当番でもないのにマスクをしているリーゼントやアイパーの同級生がいたりしましたが・・・。
こんな話をしていて思い出したことがありました。
当時のマスクは綿のガーゼを重ねたものでしたから、洗濯するとマスクが一回り小さくなってしまうことを。
伸び切ったゴム紐を耳の後ろで結んで小さなマスクをしていました・・・・・・・。
みんなが日常的にマスクをするようになったのはいつからなのでしょうか?
気が付いたらみんなマスクしていました。

理由は様々でしょう。
・風邪やインフルエンザの病気の予防
・風邪やインフルエンザに感染してしまって病気の拡散防止
・花粉症等のアレルギー対策
・恥ずかしいから
・人に知られないように
・ファッションとして
・マスク好き
などなど。

風邪やインフルエンザの病気の予防でマスクをする人は多いと思います。
そもそもマスクで予防している空気感染・飛沫感染とはどのような感染なのでしょう。
また、空気感染したり飛沫感染する病気にはどのような病気があるのでしょう。

空気感染とは、
空気中に浮遊する病原体によって病気に感染することです。
ではなぜ、病原体が空気中を浮遊しているのでしょうか?
それは、ヒトが咳やくしゃみをしたときに口から飛び出した小さな水滴・飛沫(約5マイクロメートル以上)が空気中を漂いながら水分が蒸発します。
蒸発した水分は飛沫核(約5マイクロメートル以下)という微小な微粒子となって空気中を長時間浮遊します。
その飛沫核という微小な微粒子に病原体が付着して空気中を長時間浮遊します。
これを空気感染といいます。
空気感染できる感染症は3つしかありません。
麻しん(はしか)、水痘(みずぼうそう)、結核です。
結核は細菌です。
麻しん(はしか)、水痘(みずぼうそう)はウイルスです。

飛沫感染とは、
咳やくしゃみなどに含まれる病原体によって感染します。
飛沫とはヒトが咳やくしゃみをしたときに口から飛び出す小さな水滴・飛沫(約5マイクロメートル以上)です。
これは最大2メートルしか飛ぶことができません。(最近では4メートル飛ぶという研究結果もあります。)
飛沫感染する病原体に感染した人がいたとしても、その人から2メートル以上の距離を保てば感染しません。(より安全を確保するなら4mです。)
代表的な病気は、インフルエンザ、百日咳、マイコプラズマ、おたふくかぜ、風疹等があります。
新型コロナウイルスも飛沫感染をする病原体に含まれます。
百日咳、マイコプラズマは細菌です。
インフルエンザ、おたふくかぜ、風疹はウイルスです。
当然、新型コロナウイルスはウイルスです。


空気感染も飛沫感染も、ヒトがくしゃみをしたり・咳をしたり・話したりすることが感染原因になります。
一般的に「クシャミをする」と約40,000個の飛沫(約5マイクロメートル以上)が飛び散るといわれています。
くしゃみの飛沫には約100,000個のウイルスが含まれています。
「咳をする」と3,000個の飛沫核(約5マイクロメートル以下)が飛び散るといわれています。
咳の飛沫核には約50,000個のウイルスが含まれています。
「5分間話す」と3,000個の飛沫核(約5マイクロメートル以下)が飛び散るといわれています。
5分間話すと約50,000個のウイルスが放出されています。
(実際には程度によって多少の差はあります。)
ウイルスや細菌が肺や呼吸器系・口内・鼻腔内で増殖している場合は空気感染や飛沫感染で広がっていきます。

ウイルスと細菌では大きさに違いがあります。
ウイルスの大きさは0.02~0.3マイクロメートルです。
インフルエンザウイルスは直径0.8~1.2マイクロメートルです。
細菌の大きさは1~5マイクロメートルです。
大腸菌は長さ2~4マイクロメートル 厚さ0.4~0.7マイクロメートル
花粉の大きさは3.0~5.0マイクロメートルです。
こんなイメージです。ウイルスがいかに小さいのかがわかると思います。

ウイルス・細菌・飛沫・飛沫核・花粉と大きさの違いが分かったと思います。
マスクは遮断率が目的によって異なり適正な選択をしないと効果が期待できません。

コロナウイルスは0.1~0.2マイクロメートルです。

0.1マイクロメートルのウイルスを遮断できるものでないと「ウイルス対策マスク」として効果がありません。
日本にはマスクの明確な基準や規格がありませんが、アメリカにはBFEやVFEの明確なマスクの基準値と規格があります。
BFEは約3.0マイクロメートルの細菌を遮断する能力をパーセントで表した細菌ろ過効率のことです。
VFEは約0.1~5.0マイクロメートルのウイルスを遮断する能力をパーセントで表したウイルスろ過効率のことです。
米国材料試験協会規格 ASTM F2101 に規定された試験装置を使用を使用して細菌ろ過効率(BFE)試験とウイルスろ過効率(VFE)試験を行います。
試験で使用する細菌は黄色ぶどう球菌・ウイルスはφX174です。
試験装置にマスクをセットした時と、セットしなかった時の細菌のコロニー数・ウイルスのプラーク数を数え、計算式によってBFE(%)VFE(%)を算出します。
パーセントの高いマスクがろ過率が高く効果があります。

ウイルス対策のマスクはVFE・ウイルスろ過効率の高いものを選んで購入すると良いでしょう。
よくパッケージに大きく99.9%カットと表示されていますが、何が99.9%カットされるのか小さく書かれていますから購入するときは確認をしてください。

新型コロナウイルスが国内で流行しないためにも予防効果のあるマスクを着用してください。

これから、花粉の飛散も始まります。
今年は花粉と新型コロナウイルスが重なってマスクの需要が増えると思われます。
2009年に新型インフルエンザの感染が拡大した5月頃にもマスクが不足していたことがありました。
今回の新型コロナウイルスは中国から世界へ拡大しています。
マスクは中国で生産されている製品が多く、日本への供給が滞ることも考えられます。
わたしは花粉症でマスクを使用していますから新型コロナウイルス予防も含めて例年より多くのマスクを購入して準備したいと考えています。

CSラボはなかなかだす。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください