アカエリトリバネアゲハ

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和名アカエリトリバネアゲハ(Trogonoptera brookiana)はアゲハチョウ科の大型の蝶です。

マレー半島、ボルネオ、スマトラ、およびスマトラ西部のさまざまな小さな島の熱帯雨林全体に生息する蝶です。

長大化した前翅が特徴的で開長すると15cm程になります。
オスは黒い翅に鮮やかな三角形の緑色紋が7つ前翅に配列しています。
メスは茶色の翅に緑の陰影があり各翅端に白い模様があります。
頭部の真っ赤な帯が、襟のように見えることから“アカエリ”と名がついています。
黒い体に赤い線が入りとても鮮やかです。

熱帯の森林に生息し、雄は森林の渓流の開けた水辺の砂地などに集まり集団で吸水します。
雌は雄とは離れた標高の高い地点でみることができます。
花蜜や食樹を求めて、ゆっくりと飛翔しています。

マレーシアの国蝶です。
海外からの持ち込みが禁止されている蝶です。
国際輸出許可を受けた個体が日本に輸入されています。

画像の個体は日本最古の昆虫博物館「名和昆虫博物館」で正規の手続きを受けて入手したものです。

 

採集データ
採集日・ 1988年3月
採集地・マレーシア キャメロンハイランド
撮影データ
カメラ・OLYNPUS TG-3
撮影モード・フォーカスBKT(撮影枚数30コマ・標準)、LED発光、露出補正0.0、WBオート、ISOオート、3200×2400(4:3)
画像編集ソフト・CombineZM、PaintShop Pro X8

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