モンシロチョウ

モンシロチョウ(紋白蝶、学名:Pieris rapae)は、チョウ目(鱗翅目)アゲハチョウ上科シロチョウ科に分類されるチョウの一種です。
畑などの身近な環境でよく見られるチョウです。
比較的採取しやすく、学校の授業などで生態を観察する学習に飼育されることもあります。

前翅の長さは3cmほどです。
翅は白く、前翅と後翅の前縁が灰黒色で、さらに前翅の中央には灰黒色の斑点が2つあります。
和名はこの斑点を紋に見立て付けられたものです。
春に発生する成虫は夏に発生する成虫よりも白っぽいのが特徴です。

オスは前翅の黒い部分が小さく全体的に黄色っぽく、メスは前翅の黒い部分が多く前翅のつけ根が灰色をしています。
翅に紫外線を当てるとメスの翅は白く、オスの翅は黒く見えるます。
モンシロチョウはこの色の違いでオスメスの判別をしていると考えられています。

全世界の温帯、亜寒帯に広く分布しています。
幼虫の食草はキャベツ、アブラナ、ブロッコリーなどのアブラナ科植物です。
モンシロチョウはそれらの農作物の栽培に伴って害虫として分布を広げてきました。
日本のモンシロチョウは奈良時代に大根の栽培と共に移入されたと考えられています。
北米では、1860年頃カナダのケベック州に移入され、現在では北はカナダ・アラスカ南部から南はメキシコ北部まで分布します。
分布域を広げるためか、まれに大群を作って移動することがあります。

成虫は3月頃から10月頃まで長い期間にわたって見られます。
年に4-5回ほど発生しますが、発生する時期や回数は地域によって異なります。
北海道の一部のように寒冷な地域では年に2回ほどしか発生しませんが、温暖な地域では年に7回発生することもあります。

交尾の終わったメスがキャベツなどのアブラナ科植物の葉の裏に腹部を曲げて1個ずつ産卵をします。
卵は黄色で長さ1mmほどの細長い形をしています。
卵は1週間ほどで孵化(ふか)します。
孵化したばかりの幼虫は黄色で短い毛が体の各所に生えておりケムシのように見えます。
孵化した幼虫は、最初に自分の入っていた卵の殻を食べます。
卵の殻は蛋白質が多く栄養となります。
その後、葉を食べはじめ体色が緑色になりアオムシになります。
幼虫が蛹になるまでの期間は暖かい時期は約2週間です。
4回脱皮をして体長4cmほどに成長します。

幼虫は、寄生パチや寄生バエ・鳥やハチが天敵になります。

蛹になるために適した場所を見つけると、糸の塊を吐いて体を固定した後に脱皮して蛹になります。
暖かい時期は1週間ほどでも羽化します。
越冬世代は数ヶ月ほど蛹のままで冬を越し春に羽化します。

羽化は朝方に行われ、縮んだ翅に体液を送りこんで翅を伸ばし乾くと飛びたちます。
成虫の期間は2~3週間ほどで、この間に交尾・産卵を行います。

成虫は、鳥やカマキリ、トンボが天敵です。

採集データ
採集日・ 2004年6月
採集地・愛知県 一宮市
撮影データ
カメラ・OLYNPUS TG-3
撮影モード・フォーカスBKT(撮影枚数30コマ・標準)、LED発光、露出補正0.0、WBオート、ISOオート、3200×2400(4:3)
画像編集ソフト・CombineZM、PaintShop Pro X8

CSラボはなかなかだす。

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