メネラウスモルフォ

この記事をシェア

モルフォチョウ(学名Morpho)は、北アメリカ南部から南アメリカにかけて80種ほどが生息する大型のチョウの仲間です。
“Morpho”は、ギリシャ語で「形態」を意味します。
分類上はタテハチョウ科・モルフォチョウ亜科・モルフォチョウ族・モルフォチョウ属に分類されます。
モルフォチョウ亜科はモルフォチョウ科(Morphidae)という独立した科で扱われることもあります。

体にくらべて非常に大きな翅をもち、翅表側の金属光沢が特徴です。
光沢は、ほとんどの種類で青に発色します。
この発色は色素ではなく翅の表面にある櫛形の鱗粉で光の干渉が起きる構造色によって光沢のある青みが現れます。
鮮やかな翅の色を持つのはオスで、メスは地味な茶色か青みが少ないことが多いです。
翅の裏側には褐色や灰色のまだら模様があります。
ほとんどのモルフォ蝶は、翅の裏には目玉模様(眼状紋)があり分類上はジャノメチョウに近縁とされています。

森林に生息し、幼虫はマメ科の植物を食べ、成虫は花の蜜よりも腐った果実、動物の死骸、キノコなどを好みます。
成虫の寿命は約1ヶ月で、毒があるため捕食者はあまりいません。

不規則な軌跡を描いて速く飛ぶのも特徴です。
オスは川沿いなどをパトロール飛行する習性があります。

生息地ではしばしば蝶園で養殖され標本は土産物などにされています。
モルフォチョウの標本は体液が染み出て翅の構造色を損なうのを防ぐために腹部が除去されています。


メネラウスモルフォ( Morpho menelaus )

モルフィナエ亜科30種の一つです。
中南米(ブラジル・メキシコ・ベネズエラ)の熱帯林に生息しています。
翼幅は約12cm。
後部前翼と後翼は黒で縁取られた金属光沢の青です。

オスは高い場所を飛びます。
メスは森の切り株に止まっている姿が見られます。
卵を産む時になると木の頂上の近くを飛び、植物の下側に一つずつ卵を産みます。
卵は非常に小さく、色が薄い緑色で、露の滴のような形をしています。
幼虫は鮮やかな緑色の斑点を有する赤茶色の毛虫です。
卵から幼虫・成虫のライフサイクルは約115日と言われています。
成虫の期間は3〜4週間です。

採集データ
採集日・ 1991年4月
採集地・ブラジル パラ州 オビドス
撮影データ
カメラ・OLYNPUS TG-3
撮影モード・フォーカスBKT(撮影枚数30コマ・標準)、LED発光、露出補正0.0、WBオート、ISOオート、3200×2400(4:3)
画像編集ソフト・CombineZM、PaintShop Pro X8

この記事をシェア

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください