トゲナナフシ

この記事をシェア

ナナフシ(七節、竹節虫)は、節足動物門昆虫綱ナナフシ目に属する昆虫の総称です。
草食性の昆虫で、木の枝に擬態した姿が特徴的です。
「七節」の「七」は単に「たくさん」という程度の意味で実際に体節を7つもっているわけではありません。
ナナフシ目の学名の “Phasmatodea” は「異様なもの」を意味する phasma と、高次の分類群を示す odea を合わせたものです。

世界の熱帯から温帯に分布します。
世界には約2,500種のナナフシの仲間がいるとされています。
日本国内種は、コブナナフシ亜科・ナナフシ亜科・トビナナフシ亜科・ヒゲナナフシ亜科があり15~20種類程度が生息していると言われています。

細長い体で葉や枝などの植物体に擬態しています。
硬い卵殻に覆われた卵も植物の種子に似ています。
幼虫は不完全変態で成虫になります。
メスが両性生殖で単為生殖を行い産卵をしますからオスは非常に稀です。

翅や飛翔能力を失ったものが多く、雌雄とも完全な飛翔能力を有するもの、オスのみ飛翔能力を有するもの、雌雄とも完全に無翅のもの、上翅を有するものの飛翔能力は失われているものもあります。

防御手段として敵に襲われた際に脚を自ら切り離す自切を行う種が多くいます。
自切によって失われた脚は、若齡幼虫時であれば脱皮とともに再生していきますが、成長段階の終わりに近い時期の自切は再生され難く、終齡幼虫・成虫での自切は再生されません。


画像の個体は、トゲナナフシ Neohirasea japonica です。
体長は57~75mmで、日本(本州、四国、九州)に分布しています。

全身に小さなトゲやコブを多く持つ太めのナナフシです。
体色は黄褐色~黒褐色で緑色を帯びることもあります。
湿り気の多い林の地表で見られますが、気温が下がると日当たりの良い場所でも見られます。
メスの単為生殖によって残すためオスはいまぜん。
関東以西で多く見られる南方系のナナフシです。

採集データ
採集日・ 2002年10月6日
採集地・岐阜県 本巣
撮影データ
カメラ・OLYNPUS TG-3
撮影モード・フォーカスBKT(撮影枚数30コマ・標準)、LED発光、露出補正0.0、WBオート、ISOオート、3200×2400(4:3)
画像編集ソフト・CombineZM、PaintShop Pro X8

この記事をシェア

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください