接写撮影用の雲台 OLYMPUS TG-3で使えるように改造する 

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OLYMPUS TG-3の接写機能を検証する前に、接写撮影をする時に大変に便利なアイテムを手に入れたいと思います。
マクロ撮影用の雲台です。
撮影時にこの雲台を使用するとカメラの前後左右の微調整が楽にできるようになりますから接写撮影に活躍します。
Amazonwで機能も価格も大変に良い商品が見つかりましたので購入することにします。

購入した雲台は使用する前提が一眼レフなどのレンズ交換可能なカメラになります。
取り付けると画像のようにカメラ本体は雲台の中心近くにありますがカメラレンズは雲台より前に出ていますから被写体にレンズを近づけることができます。
しかし、OLYMPUS TG-3を取り付けるとカメラが雲台の中に納まってしまうために、スライド調整範囲では被写体にレンズが近づく前に雲台のスライドバーが当たってしまいます。
これではコンパクトデジタルカメラを使用した接写撮影には折角の機能を発揮することができません。

コンデジで使用するために雲台を改造することにします。
改造といってもネジを外してスライドバーとカメラの取り付けプレートの向きを変えるだけです。

コンデジに使える雲台の改造方法

分解作業

①横軸微調整回転ボタン下の赤丸部分の台形のストッパー板を外します。
(+ネジの溝がナメてしまわないようにドライバーは適正なサイズを使用しましょう。)
ストッパーが外れたら縦軸微調整回転ボタンを回して、縦軸の送りベースから目盛り付きスライドバーを抜き取ります。


②抜き取った目盛り付きスライドバーの裏側のネジを外して横軸の送りベースを外します。

③横軸微調整目盛り付きスライドバーの赤丸部分の台形のストッパー板を外します。
(+ネジの溝がナメてしまわないようにドライバーは適正なサイズを使用しましょう。)
ストッパーが外れたら縦軸微調整回転ボタンを回して、縦軸の送りベースから目盛り付きスライドバーを抜き取ります。

④抜き取った目盛り付きスライドバーの裏側の4本のネジを外してクイックリリースプレートを外します。
⑤これで分解は終わりです。

組立作業

①クイックリリースプレートを目盛り付きスライドバーの裏側の4本のネジで固定します。
取り付け方向は外す前の方向と反対に取り付けます。
②クイックリリースプレートを取り付けた目盛り付きスライドバーを軸の送りベースに挿入して台形のストッパー板をネジで止めます。

③縦軸目盛り付きスライドバーのネジ穴の方向と縦軸の送りベースの縦軸微調整回転ボタンの位置を確認して挿入をします。


④②で組み立てた横軸のスライドバーとクイックリリースプレートを③で組み立てた縦軸スライドバーとベースにネジで固定します。
画像のようにネジ穴の位置に注意をします。


ネジで固定をします。


⑤縦軸微調整目盛り付きスライドバーの台形のストッパー板をネジで固定します。

組立終了です。
カメラが雲台の先端に位置し接写に最適な調整が可能になりました。


改造前と改造後の比較画像です。
これでコンデジに対応した雲台になりました。
三脚に取り付けるとこんな感じになります。
縦方向の可動範囲は約10cmになりました。

以上、わたしがメーカーの了承なしに行った方法です。
もし興味があって実施される場合は自己責任で行ってください。

次回は実際にこのマクロ撮影用の雲台を使用してOLYMPUS TG-3の接写機能を検証をしていきます。

 

 

←深度合成画像はここから

 

 

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