アオスジアゲハ

この記事をシェア

アオスジアゲハ(青条揚羽、学名: Graphium sarpedon)は、アゲハチョウ科アオスジアゲハ属に分類されるチョウの一種です。
都市周辺でもよく見られ、公園、街路樹、照葉樹林などに生息しています。
東アジア、東南アジア、オーストラリア北部の広い範囲に生息し、15の亜種に分かれます。
日本では G. s. nipponum (Fruhstorfer, 1903) が本州以南に多く分布し、本州中部以北ではそれほど多くはありません。
東北地方南部あたりが北限で、北海道には生息していません。


成虫の前翅長は 30-45mm ほどです。
翅は黒色で、前翅と後翅に青緑色の帯が貫いています。
この帯には鱗粉はなく鮮やかなパステルカラーに透き通っています。

成虫の出現期は5-10月で年3-4回発生します。
飛び方は敏捷で飛翔力が高く樹木や花のまわりをめまぐるしく飛び回っている姿が多く見られます。
雄は初夏から夏にかけて水辺に吸水集団を形成します。

幼虫の食草はクスノキ科植物(クスノキ、タブノキ、シロダモ、ヤブニッケイなど)の葉です。
蛹はクスノキの葉を似せた形状をしています。
一般のアゲハチョウ類と違い、幹ではなく葉に蛹を形成し越冬します。

採集データ
採集日・ 2003年8月23日
採集地・愛知県 一宮市
撮影データ
カメラ・OLYNPUS TG-3
撮影モード・フォーカスBKT(撮影枚数30コマ・標準)、LED発光、露出補正0.0、WBオート、ISOオート、3200×2400(4:3)
画像編集ソフト・CombineZM、PaintShop Pro X8

この記事をシェア

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください