トノサマバッタ
殿様飛蝗、学名:Locusta migratoria (ダイミョウバッタ(大名飛蝗))
バッタ目バッタ科トノサマバッタ属
体長(翅端まで)35~65mmの大型のバッタで、♂33mm~・♀45mm~とオスよりメスの方が大きいです。
前翅には茶色と白色のまだら模様があり、後翅は模様がありません。
個体によって色に差があり、緑色型と褐色型の2つのタイプがあります。
密度が高い環境で育ったものを群生相(集団相)と呼び、逆に密度が低い環境で育ったものを孤独相(単独相)と呼びます。
一般的によく見られるのは孤独相です。
群生相(集団相)は移住型で大群が移住して植物を食い尽くし農作物に大害を与える事があります。
最近もアフリカで大発生してニュースになっていますが、日本でも明治13年に北海道で発生し大被害を受けた記録があります。
平地〜低山地の日当たりのよい草原(草があまり密集せずまばらで丈がそれほど高くない所)に多く生息しています。
春と夏の2回発生します。
メスは腹部を土中に挿し込み多数の卵が含まれたスポンジ状の卵塊を産みます。
秋に産む卵は越冬して翌年春になって孵化をし、夏の始めに産む卵は1ヵ月程度で孵化します。
警戒心が強く外敵や人が近付くと地面を跳ねて飛び、翅を拡げて十数メートルも飛翔して再び草の中に溶け込んで身を守ります。
飛翔力が強くジグザグに飛翔して狙いを付けられないようにするため、近づくのも捕まえるのも大変に難しいです。
オスの方が体が小さく軽いので飛翔能力が高いです。
採集データ
採集日・2005年8月14日
採集地・岐阜県 あららぎ湖キャンプ場
撮影データ
カメラ・OLYNPUS TG-3
撮影モード・フォーカスBKT(撮影枚数30コマ・標準)、LED発光、露出補正0.0、WBオート、ISOオート、3200×2400(4:3)
画像編集ソフト・CombineZM、PaintShop Pro X8
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