人生100年時代はいつ来るのか

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人生100年時代構想

一億総活躍社会実現、その本丸は人づくり。子供たちの誰もが経済事情にかかわらず夢に向かって頑張ることができる社会。いくつになっても学び直しができ、新しいことにチャレンジできる社会。人生100年時代を見据えた経済社会の在り方を構想していきます。

首相官邸HP 平成29年9月11日

世界の先進国では長寿化が急激に進み、2007年生まれの2人に1人が100歳を超えて生きる「人生100年時代」が到来するとロンドン・ビジネス・スクール教授のリンダ・グラットン、アンドリュー・スコットの予測を受け、日本政府がこれまでとは異なる新しい人生設計を働き方・生き方・教育の位置づけ、社会保障の見直しをはじめたのが「人生100年時代構想」です。

2007年生まれの2人に1人が100歳を超えて生きる「人生100年時代」になるのは、2007年生まれの人が2019年現在12歳ですから88年後の2107年になります。

日本ではいつ頃「人生100年時代」がやってくるのか?
2017年の日本人の平均寿命は女性が87.26歳、男性が81.09歳。1990年の平均寿命は女性81.90歳 男性75.92歳です。27年の間に女性は約5.36歳 男性約5.17歳の平均寿命が上がったのです(厚生労働省発表の「簡易生命表」より)。
年間で約0.2歳増えていますから、単純にこの数字で計算すると日本の平均寿命が100歳になるのは80年後の2099年頃になります。

私は1966年生まれです。
2019年の男性の平均寿命の81歳になるまであと30年あります。
年間約0.2歳平均寿命が延びると仮定すると30年後には6歳平均寿命が延びているはずです。
私が81歳になるころには平均寿命は87歳になり更に6年ありますから1.2歳平均寿命は延び88.2歳になると考えられます。
2057年には1966年生まれの男性(私)は半数しか生きていません。
ザックリとした計算ですが何となくそんな感じなのでしょう。

しかし実際にはもっと早く平均寿命は延びて「人生100年時代」も早くにやってくるはずです。
平和が続き戦争や紛争で大勢の人が犠牲になることもなく、医療技術や医薬品の発達により乳幼児の死亡率が低くなり高齢者が長く生きる事で平均寿命は上がります。
2045年には平均寿命が100歳を超すという予想もありますから、単純計算した2099年より54年も早くやってくるかもしれません。
平均寿命=平均余命です。2019年に生まれた女の子は87.26歳、男の子が81.09歳まで半数が生きるのです。
2019年から26年後が2045年ですから、26年間で平均寿命は女の子は12.78歳、男の子が18.91歳延びなくてはいけません。
26年の間に年間女性0.49歳男性0.72歳平均寿命が延びる計算になります。
1990年から2017年の27年間で年間平均0.2歳平均寿命が増えていった事実から考えると、2019年から2045年の26年間で年間平均で0.49歳や0.72歳の平均寿命の延びはかなり難しい数字になることがわかります。
現実的には2060年代に平均寿命が100歳を超えるのではないかと私は考えていますが、平均寿命が100歳を超える年を知らずに私は違う世界に逝っている事でしょう。

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