身近な道具や材料を使って、いろいろな葉で色鮮やかな葉脈標本が簡単に作れます。
それでは準備をしましょう。
使用する道具は市販されている安価で入手しやすいもので。夏休みの自由研究に作ってみてはいかがでしょうか。
①パイプ洗浄剤…葉を緑色から白くするのに使います。手袋や保護メガネの保護具で安全対策をすると安心です。スパーやドラッグストア・ホームセンター・100円ショップで入手できます。
②タッパー…パイプ洗浄剤を入れて葉を緑から白くする容器として、白くした葉に色を付ける容器に使います。標本にする葉の大きさに合わせます。フタがあると液がこぼれるのを防ぐことができます。スパーやドラッグストア・ホームセンター・100円ショップで入手できます。使用しなくなったり、古くなったタッパーを使用してもいいです。
③ピンセットや箸…タッパーに入れた葉を取り出したり、キッチンペーパーに葉を置いたり広げたりする時に使います。家庭にある割り箸を使用してもいいです。
④プリンター補充インク…白くなった葉に色を付けるのに使います。赤・青・黄色の3色がセットになって販売されている商品や、単色で販売されている商品もあります。3色を混ぜると様々な色を作ることができます。100円ショップで単色で販売されています。
⑤キッチンペーパー…白くなった葉に付いた洗浄剤や色付けした液を、ふき取るのに使用します。ティッシュでもいいですが、しっかりとした紙質で吸水できるキッチンペーパーが使いやすいでしょう。家庭で使用しているキッチンペーパーを使ってみてください。
⑥アミ(キッチンペーパー)…タッパーに入れた葉を押さえて液に全体を漬けるために使います。園芸用の鉢底に入れる樹脂製のアミをタッパーのサイズに切って使用すると良いでしょう。キッチンペーパーを切って使用してもいいです。ホームセンターや100円ショップで入手できます。
⑦保護具…ゴム手袋やエプロン、保護メガネを使用してパイプ洗浄剤やインクが手や服に付くのを、目に入るのを防止します。
⑧新聞紙・雑誌…色付けの終わった葉を挟んで乾燥するのに使います。処分する新聞紙・雑誌で良いのですが、水分を吸収しやすい紙質、乾燥後にくっつきにくい紙質が使いやすいでしょう。
⑨葉…身近にある草や木の葉を使います。種類によって白くする時間、色付けする時間が変わります。やわらかい葉が良いです。硬くてしっかりした葉は白くなりにくいので、今回の方法には不向きです。
紹介した葉は、サルナシとショウジョウソウです。どちも今回の標本作成に適した葉です。
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