ヒラタクワガタ
平鍬形 学名: titanus
コウチュウ目・クワガタムシ科・オオクワガタ属・ヒラタクワガタ亜属
平べったい体型をしていることから“ヒラタクワガタ”と呼ばれます。
日本、インドネシア、ボルネオ島、フィリピン、マレー半島、タイ、ベトナム、ラオス、ミャンマー、インド、中国、台湾、朝鮮半島と広く分布しています。
体長はオスが19~110mm、メスが21~54mm。
体型は平べったく幅広く、体色は黒から黒褐色。
体表は硬く力が強いですが鈍重なため敏捷性に欠けています。
飛翔性は低くあまり飛ばない為に生息範囲が拡がりにくいです。
オスの大アゴは太く平べったく根本にある大きな内歯が一対とノコギリ状の小歯を持っています。
小型個体では小歯が消失していることがあります。
大顎で挟む力はとても強いです。
低地から山地までの広葉樹や照葉樹の森林に生息しています。
湿度の高い環境を好み河川敷や河川近くの林などで多く生息しています。
夜行性で、広葉樹や一部の照葉樹の樹液を餌としています。
寿命は1~3年です。
広葉樹の立枯れの地中部や倒木の下部などに産卵し卵は約1ヵ月ほどで孵化します。
幼虫は、やや湿度が高く菌糸などによって腐朽の進んだ朽木の中で生活しその朽木を食べて育ちます。
幼虫期間は約1年です。
蛹になるために蛹室を作り約1ヵ月かけて蛹になります。
蛹から約1ヵ月ほど経っと羽化します。
羽化から約1ヵ月ほどは蛹室で過ごしてから外へ出て活動を開始します。
採集データ
採集日・ 2002年8月
採集地・愛知県 小牧市
撮影データ
カメラ・OLYNPUS TG-3
撮影モード・フォーカスBKT(撮影枚数30コマ・標準)、LED発光、露出補正0.0、WBオート、ISOオート、3200×2400(4:3)
画像編集ソフト・CombineZM、PaintShop Pro X8
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